登場人物(ワタシの家族)


■サラリーマン。
■「家族」の定義が頑固なまでに固定しており、マイコとは昔よく揉めた。
■ようするに家族思い。
■賭け事はやらないと思っていたが、最近お馬を少々、との事。酒も少々。
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*母が退院してからも、買い物やら色々とがんばっています。先日胃が痛いと言い出してちょっと心配。無理しっぱなしだから身体もちょっと弱ってるのかな。
これからはあんまり無理しないでほしいです。ゆっくりゆっくり。

*最近は仕事さえ圧して、母の看病に病院へ向かっている。※ちょっと新鮮なカップルのようでもある。

*こちらも精神力で持ちこたえようとする人なので、無理してしまう傾向が強い。マイコは自分が既に「病気です!!」て結論が出ている分だけ、もしかしたら楽なのかもしれないなあ。

*あまり語らないが、色々考えてしまう上、頑固で真面目なので、心身的に参ってしまわないかが心配です。ただ、この場合「夫婦」だから、てのも、支えにはなるかなあって思う。まだマイコには想像できない愛だけど、やっぱ歴史とかが、二人の絆を強くしてて、それが心の支えになるってのは、あると思う。

*とりあえず、仕事と看病で時間が無いのは確か。自分の時間なんてあるはずもないから、多少マイコも協力できたらなあって思う。

・・・思うだけであまり行動が伴いませんが。あっはっは。
昔っから規律の正しい人だったので、入院生活での「他人任せ」は非常に精神的ストレスが大きいと思います。そのストレスと、それでも自分ではできない、というストレスとが、多少なり精神的衰弱に影響していたと思います。

我侭を言わなかったり、耐えたり自立したり、を、推奨する人でしたが、そこに他人や「世論」の多大なる影響は隠し切れません。

本人の認識の大小を抜きにして、実際は線の弱い人です。

「正しい」事に対する執着心が強く、「間違っている」事を自らがする事なんてありえない、といった感じも見受けられました。

が、その理論どおりにいかない生活のなかで、
しかも他人からの「何が正しい」がない現在、
指針が見つからない不安があるんじゃないかと思います。

それで、「一番手を差し伸べてくれる人」に依存している感が強いのではないかと思います。

一過性のものか、それとも何かしらの要因があるのか、移植後入院中幼児還り、もしくはボケの傾向、が、あらわれていましたが、自覚症状もあった様子です。

現在は精神的にも安定し、退院して自宅療養しています。
早く帰宅したいと言っていたので、回復にまた好影響があるといいなと思っています。

---2004----
年明けを自宅で迎える事ができて、よかったなあと実感。本人も暮れには祖母を帰宅させ、自分でがんばると意気揚々!!
前から色々活動的な人なので、前向きな気持ちになってくれたのが嬉しいです。

これが暴走して、前のように私を攻撃してこない事を祈るばかり(笑)!
でもその方がいいなって思える今日この頃。大人になったかな。マイコも★


治療が終わり、初めての夏。
家をバリアフリーに一部改装をしたり、色々と身辺が騒がしかったりした日々が続きましたが、
とりあえず母はだんだん回復してきています。
伸びてきた髪の毛がくせっ毛になっていたり、昔のBCC痕のケロイドが薄くなっていたり、身体にも変調が起こっております。
(本人いわく、優性遺伝子が出てきたんだ、とのこと)
私も壮絶な治療を経て、きっと生まれ変われたんじゃないかと思っています。

関節痛や50肩なんかの症状が出てきていたりして、心配になったりしますが、歳を考えると、当たり前の症状なのかもしれないな、と思ったり。

まあそれでもやっぱり、想像は膨らんでしまって心配は耐えません。

なにより本人が前向きであることや、頑張っているのを見ると、こちらが危惧してどうなる問題でもないな、と、反省します。
母の気合には見習うべきところがありますね。

父や妹の協力で、以前のような生活が戻っているのを見ると、本当に嬉しいです。
現在親戚の一人が子宮ガンでノイローゼになっているとの事。
私たちが経験してきた事が何か助けにならないだろうか、と考えています。

なにはともあれ、こんな夏が、来年、再来年にはもっとパワーアップしてくれることを願ってます。
あきさん(妹)
■精神的引きこもり度の高い20代前半。
■他人と自分の線引きが徹底している。その内部に入るにはそれなりの時間と人柄が必要。
■酒をひとりで飲みにいったりできる、よくも悪くも独立心の高いひと。ただし母に甘える、というわざを持っている。(意識してか、それとも素かは不明。)

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今一番ストレスが溜まっているのは彼女ではないかなあ。
病気の事も、心身症の状態も、全てが彼女にとっては未知の世界のはず。
しかもコレまで20数年間同居してきた母が、突然自分の生活に与えた変化は大きかったはず。

人にあまり漏らしませんが、人一倍優しくて心配性で、しかも責任感が強いので(この人なんで心身症にならないんだろう)、一番頑張ってしまっているはずです。
しかも若いので、これからの事なんかも考えて、頭はいっぱいいっぱいだと思われます。仕事も忙しいらしいし。

責任感が強いのは血なのかしら。
マイコくらい「手抜きにも徹底できる部分」を持ってほしいものです。
ちょっと心配。

ただ、やっぱり当事者になったことのない状況ばかりで、特殊な状況の接し方はまだ理解ができないようです。

マイコが「親との接し方」が下手なのと、彼女の「病気のものへの接し方」が下手なの、
この中間点だったら望ましいのにねえ。まったく。